日曜日, 5月 22, 2016

【AeroVironment】潜水艦射出UAVの時代が来る

AeroVironment社から、同社のBlackwing™を米国海軍の有人潜水艦と無人水中艦に配備する計画が発表されています。過去何年もの間、水中艦から射出される偵察機についての開発計画はあった様ですが、具体的に配備される計画と言うのは初めてかも知れません。Blackwing™に先立ち、歩兵でも携帯可能な小型ドローンSwitchBladeが開発されており、その技術に基づいて改良されたドローンである様です。とすると、基本形状は串型翼で、後部に推進力のプロペラを持つ形状でしょう。おそらくは魚雷発射管等から射出された後に、空中から偵察/監視/情報収集を行なう様です。データはリンク16で潜水艦と通信される他、部隊間で共有されます。ただ、行動範囲が広いとは考えられず、潜水艦が海岸線近くにまでよれる程度には制海権が取れていることが前提となり、実際の運用は難しいのかも知れません。また、回収も地上部隊に依存するか、事実上の使い捨てになるんじゃないかと。とは言うものの、潜水艦から射出され、空中に飛び上がる機体と言うのは一種のロマンでもあり、どういう形であれ、水上に飛び上がる瞬間を早く見たいとか思ってしまうんです。海底軍艦と言うよりも、マイティジャックのイメージですが。
参照:United States Navy to Deploy AeroVironment Blackwing Reconnaissance Systems on Attack and Guided Missile Submarines

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