水曜日, 4月 01, 2015

【DARPA】人的被害の少ない制空戦闘態勢

DARPAから、新たな制空権確保の手法の研究が開始されたと発表がありました。制空権確保と入っても、対戦闘機戦ではなく、対空ミサイル対策が主の様ですけれど。コンセプトは3機種のプラットフォームで構成されます。全盛指令灯となるF-35等の制空戦闘機、後方司令部と母機となるキャリア(C-130の改造機の様です)、それと母機から発射されるUAV。なるほど、先に報道されたUAVの空中発射が可能なプラットフォームは、このプロジェクトに関わる物だった訳ですね。UAV3機を先行させて、わざと対空レーダーに引っ掛けます。逆探でレーダー位置を捕捉し、ECMでレーダーを無効化。その他の情報とともにUAVから前線司令部に当たるF-35に転送。F-35から後方司令部にあたるC-130改にデータが転送されて評価し、ローコストの巡航ミサイルでレーダーサイトを攻撃すると言うシナリオです。素人目でも、人的被害は少なそうですし、現代の対空ミサイルはレーダーが切れるとあまり意味はないので、効果はありそうです。当然、UAVや巡航ミサイルは対空ミサイルや対空射撃で撃ち落とされる可能性はありますが、そこは数に物を言わせて強引に押し通すんじゃないかと。人的被害は少なそうですが、コストはかかる気がするんですが。

参照:New Concept for Air Warfare

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