火曜日, 11月 05, 2013

【James Dyson award】完全に手の動きが代替えできないのならば…



ちょっと、これはすごい発想かも知れません。 James Dyson awardに日本のチームがノミネートされているのですが、彼らが提出したのは3Dプリンタを使用した義肢「Handie」です。基本的には利き腕の補助をする程度の能力と言うことで、完全な義肢とは言い難いのかも知れません。また、3Dプリンタの使用と言うのも、最近の流行としてとらえられるのかも知れません。ただ、間違いなく義肢の開発に一石を投ずる発想で開発されています。その根幹にあるのはコストダウン。コストアップ要因であるモーターを6個にまで減らし、演算と制御はスマホで賄うと言う考え方で、3Dプリンタの利用は壊れてもすぐに交換できるパーツの製作のためです。壊れてもすぐに交換修理ができる構造にし、金属製でない分だけ強度や耐久度は劣ってしまうのを前提とした発想。モーターを減らしたとは言っても、利き腕の補助ができる程度の動きはできる様にして、実用上は差し支えない程度の能力を保持できるとしています。どんなにがんばってみても、現在の義肢が完全に手の動きを代替えできない以上、実用的な範囲でのコストダウンを図ると言う発想がものすごいです。

参照:Handie

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