水曜日, 8月 15, 2012

微生物を利用する生分解性燃料電池

オレゴン州立大学で、汚水から発電を行うシステム状で、大きな技術革新があったと発表しています。彼らの主張が正しいならば、微生物を使用した従来の燃料電池方式に比べて10倍から50倍、場合によっては100倍の電力出力が得られるとしていますので、実用化されれば大きな技術進歩というか、技術革新になります。基本的には、排水に含まれる物質を微生物により生分解する際に発生する電力を取り出す技術という事だと思うのですが、陽極と陰極の間隔を狭め、新開発のセパレータ素材と微生物の組み合わせにより、リッターあたり2KWの発電能力があるとしています。この数字が理論値だとしても、もし、この技術が一般化されれば、下水処理場そのものが大規模な発電所になる事も夢ではなくなります。下水処理と発電が同時に行えるのであれば、自然エネルギーよりも安定した電力供給が見込まれます。また、メタンや硫化水素の発生がないプロセスのため、異臭や爆発等の危険性も低い事になります。まだ研究室のレベルの研究ですが、次の段階ではパイロットプラントを考えている様なので、実用化を急いでもらいたいところです。
参照:MAJOR ADVANCE MADE IN GENERATING ELECTRICITY FROM WASTEWATER

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