月曜日, 6月 11, 2012

【Luxman】デジタルは拒絶します、'70年代にはありませんでしたから

オーディオメーカーのLuxmanから、プリメインアンプの「L-305」が発表されています。何とも懐かしい感じのフロントパネルのデザインなのもそのはず、1970年代のデザインを踏襲した製品で、フロントパネルはシルバーヘアライン仕立て、つまみはアルミ合金の削り出し、多数のトグルスイッチが郷愁を呼びます。回路的には管球式ではなくトランジスタメインの構成で、プリアンプ/メインアンプは分離された回路構成になっています。アンプそのものはLUXMAN独自のパワーアンプCSSC回路にフィードバックとしてODβ回路を組み合わせた構成で、現在主流のODNF回路は使用されていないそうです。どれだけの差になるかはわかりませんが。また、デジタル系の入出力は持たず、RCAピンプラグによるアナログライン入力3系統、フォノ入力が1系統で、こちらはMM/MCの切り替え式。スピーカー出力は2系統あり、同時出力も可能ですが、左右各50Wが最大出力になります。ここまでデジタルを拒絶して、アナログオンリーの構成になっていると、いっそ清々しい感じがします。本体は高剛性の金属シャーシを、ロの字型の天然木で覆った天然木突き板仕上げのケースが採用されています。
潔いのは、付属のリモコンが音量の増減しかできない点。普通、こういうのは電源のオン/オフから始まって、イコライザや入力の選択くらいは用意するモノですが、リモコン本体には3個しかボタンがありません!2個が音量の上下動、もう一個はMuteボタンです。ここまでアナログ信号にこだわりを見せたアンプは、7月から315000円(税込み)で販売される予定です。
参照:デュアルルート・フィードバック回路ODβ搭載トランジスタ式プリメインアンプ 「L-305」

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