日曜日, 4月 29, 2012

地上発進型のスペースプレーンは、エンジンの冷却が重要です

BBCで、イギリスで開発が進められているスペースプレーン「Skylon」の核となるエンジンのテストが紹介されています。Skylon自身はHOTOLの流れを汲むスペースプレーンで、地上発進/宇宙進出を目指す機体です。スペースプレーンそのものは各国でも研究されていますが、核となるのはエンジン開発です。酸素が得られる大気中ではジェットエンジンとして、それが得られない高々度ではロケットエンジンとして機能する必要があり、SkylonではここにSabreエンジンが搭載される予定です。で、そのSabreエンジンですが、コンプレッサー直後のプリクーラーって…。と言うのは、水素−酸素反応エンジンが非常な高温になるため、ヘリウムを媒介とし、液体窒素による冷却を行うと言う特殊な構造になっているためです。つまり、エンジン内部は極端な高温部分と低温部分が同居している様なもので、そりゃ開発も難儀をしますわ。現在は動作実証のためのテスト中のようで、道はまだまだ遠そうです。
参照:Key tests for Skylon spaceplane project

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