金曜日, 3月 02, 2012

とある米海軍の超電磁砲

Wiredで米海軍のレールガンの開発について触れています。YouTubeにUSNavyResearchがアップロードした動画をみると、BAESystemが開発している電磁レールガンは大砲としての形式をとりつつあるようで、海軍の要求である艦載用の電磁レールガンに近づいています。ここまでくるのに、開発が公表されてからでも5年ほどかかっていますし、懐かしのSDI計画から考えると30年以上の期間が経過していますけど。十分な電力さえ供給可能であれば、爆発の危険性の高い火薬が不要になり、その分だけ装弾数や連射速度の高速化、高初速化が見込める電磁レールガンは米海軍の艦艇にとってはいい事尽くめです。一方で放熱の問題や莫大な消費電力等々の未解決の問題もあり、実用化までには時間がかかるようです。さすがに高初速による破壊力はものすごく、弾頭の運動エネルギーだけでも33MJという恐ろしい数字になっています。実用化と搭載までにはまだ時間がかかりますが、ちょっと面白そうです。
参照:Navy Fires Off Its New Weaponized Railgun

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