木曜日, 3月 22, 2012

2040年代から2050年代の旅客機コンセプトデザイン

ボーイング社がシンガポールエアショーで提示したSUGAR Freezeと言う亜音速旅客機のコンセプトデザインが,どことなく郷愁を誘う様なデザインです.主翼は肩翼式の直線翼で、機体下部から支持架で支えられる形状をとっています。エンジンは主翼下に左右1機ずつ、機体そのものはボーイング社の737/777等に近い形状をとっています。ああ、どうも似ていると思ったら、フォッカー社の小型旅客機F27等がこれに近いエンジン配列、主翼形態でした。あちらはターボプロップエンジンでしたが。支持架根元の膨らみは着陸脚収納部と思われ、これはこれはC-130Hに近い形状です。なお、SUGARはSubsonic Ultra Green Aircraft Researchの略で、意訳すると亜音速航行する超環境に優しい航空機の研究です。
研究は進んでいますが、実現予定は2040〜50年代で、燃料には液化天然ガスが用いられるとされています。したがって、LNGを航空機燃料として使用するためのコストダウンと、エンジンほかの技術開発が前提となっています。また、動力源としては、LNGの他に酸化物固形燃料電池とのハイブリッドが想定され、巡航には電動モータ、離発着の時のみLNGでと言う利用も想定されているようです。ただ、エンジンが双発なのか、三発なのかははっきりとせず、今後の研究次第と言う所でしょう。ちょっと面白いかもしれません。
参照:Boeing's SUGAR Freeze

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