木曜日, 12月 29, 2011

18億ピクセルのカメラを搭載した偵察用UAV

米軍では様々なUAVが実戦稼動していますが、その中の一つにヘリコプター型のA-160ハミングバードがあります。福島第一原発の偵察で有名になったグローバルホーク等の航空機型UAVと違って、ヘリコプター型であることから、その場にとどまっての観測と言うことが可能になっています。航空機型ではフライバイ偵察を繰り返すために、一カ所あたりの偵察時間が限られると言う短所がありましたが、ヘリコプタ型ならばホバリング等で長時間の定点観測が行えるのが強みです。A-160では、トータルで12時間以上の連続飛行が可能です。で、今回米陸軍が発表したのは、長時間の定点観測に求められる、超高解像度のカメラモジュールの統合です。画素数にして18億ピクセルと言う途方もない撮像素子を持ったカメラモジュールと言うのだけでもすごいと思うのですが、それがいつでもダウンロードできる状態で、12時間もの撮影を行い続けると言うのは、定点観測や弾着観測等には最適なものとなります。しかも、無人機なので、万が一の墜落の際でも人命が失われることがない訳で、開発されるのは必然なのかもしれません。まぁ、本当は、こんな期待が不要になる世界が理想ですが、現実には必要とされる戦場がアフガンを始めとして多い訳ですから。
参照:Warfighters to get improved 'eyes in the sky'

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