金曜日, 6月 03, 2011

高速&高精度のセキュリティ技術

富士通研究所では、手のひらの静脈と指紋認証を併用する事で、100万人規模のデータから個人の識別を2秒程度で行なう技術を開発したと発表されています。システムとしては、さらに虹彩認証等を行なえば精度は高くなるのではないかと。SF映画のセキュリティ認証の場面で、手のひらを光る板の上に載せてロックを解除すると言うものがよく見られますが、アレのリアル版だと思えばかなり近いのではないかと。肝になるのは静脈認証と指紋認証を併用している点で、その上で2秒程度で個人を特定できるデータベース技術と言うのが加わってくる訳です。次は1000万人レベルで行なう事を考えている様です。まだ、システムとしての販売は行なわれませんので、開発途上と言う事になりますが、次世代は虹彩認証等も絡めてくるのではないかと。
逆に言えば、このような高セキュリティを保つためのデバイスが必要な場所に、そもそも100万人も人がいるのかと言われれば、それも疑問に思います。まぁ、自治体単位とか、大学/研究所等の広域のセキュリティを高めなければならない場所で考える事かもしれませんが、これだけの人数がアクセスできる場所に配置する事を考えているのならば、その次点でアウトではないでしょうか?
参照:世界初!手のひら静脈と指紋を用いた100万人規模の認証技術を開発

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