水曜日, 6月 01, 2011

アンバランスゾーンへようこそ

SANS DIGITAL社から、ちょっと奇妙なハードディスクケースが発表されています。あ、いや、別にデザインが奇妙と言うのではなく、機能的にアンバランスと言う感じです。PCとの接続はUSB3.0で、互換性のあるUSB2.0での接続も可能です。USB3.0と言う事で、接続速度そのものは問題なさそうです。ハードディスクベイは8個で、各ベイは3TBのハードディスクに対応しており、最大容量は24TBです。ハードディスクの取り外しはフロントパネルを開けて、内部の専用カーとリッjに装着して行ないます。で、不思議な事はこれだけ大容量のハードディスクに対応したベイがあり、大容量のストレージが構築できるにも関わらず、このドライブがサポートしているのはJBODのみだと言う事です。RAID0/1/5ならばすべてのドライブが均等に使われますが、JBODでは均等に使われる事はありません。また、ドライブが1台でも壊れれば、24TBが全滅と言う危うさも持ってしまいます。一般的には、RAID1/5の機能を持たせてデータの安全性を保とうとするんですが…。また、転送速度もRAID0の様に高速化が見込めないため、余ったハードディスクを入れてまとめて使うと言った考え方しかできません。とは言え、オンラインでの販売価格は$459.00からなので、おいそれと購入できる様なものではないんですけれど。
参照:TowerRAID TR8U+B - 8 Bay SATA to USB 3.0 JBOD Enclosure (Black)

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