土曜日, 12月 05, 2009

ぐりふぉん参上

4発ジェットエンジン付きのジェットパックでアフリカーヨーロッパの大陸間飛行と言う偉業が惜しくも失敗したばかりですが、こちらは軍用に研究されている技術の様です。Griphonと呼ばれている独SPELCOの次世代パラシュートの研究の一環の様ですが、翼長わずか8"の翼で滑空を行い、目標に近づいてからパラシュート降下に切り替えると言うアイデアの様です。こちらは、目的の性格上とコストダウンのためにエンジンは搭載しておらず、言わば小型のグライダーとパラシュートのハイブリッド方式と言う事になります。パラグライダーとは意味が違いますが。本来ならば、パラシュート降下部隊は目標のほぼ上空で降下を開始するのですが、これだと輸送用の航空機も危険に晒してしまう訳です。現在は地対空ミサイルの能力も上がっているので、危険な領域は広がっている訳で、このままだと撃墜による損耗率がシャレにならなくなる事が容易に想像できますす。これならば目標から離れたところで切り離しが可能になり、輸送機の危険度は減ります。人員もパラシュートよりも遥かに高速で接近し、降下時間の短縮につながるため、生存率も高まると言う訳です。エンジン音もなく、レーダーにも引っかからないと言う次世代のGryphonは、誰にも知られずに現れて、目的を果たしていなくなると言う、まるで忍者の様な存在になるかもしれません。
ああ、間違っても、隊員には「グリフォン参上」と書かせない方がいいと思いますよ。
参照:SPELCO
参照:Gryphon Next Generation Parachute System (PDF, pictured).

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