木曜日, 10月 15, 2009

SanDisk社からx4テクノロジー使用のMLC

SanDisk社では、4bit/Cellを実現した世界初のMLCの出荷を開始したと発表しています。容量は、チップ辺り64Gigabit(=8GB)で、同社の8/16GBのSDHC/MSDuoProに搭載されます。4bit/Cellと言う事は、従来の2bit/Cellの製品に比べて単純計算で同一面積で4倍の容量が確保できる訳で、小型/大容量の製品が要求されている現状では待望されていた製品とも言えます。逆に言えば64Gbitの製品面積は、2bit/Cellの16Gbitに相当する面積で実現できている事になります。一方で、多値MLCの欠点とも言われる書き込み回数の制限やエラー訂正の制御は2bit/Cellの製品よりも厳しくなっているのは事実で、おそらくはコントローラも新規開発されて、製品に組み込まれているものと思われます。とはいえ、この技術がそのままSSDやUSBフラッシュメモリに転用できるかと言えばそういう訳でもなく、書き込み回数が少ないデジカメ/カムコーダ向けの製品であればこそ実用化できた様なものです。書き込み回数が多くなるSSDに組み込まれる様になるには、もう一世代程進まないと難しいかもしれません。特に、書き込み速度を稼ぐための複数チップ同時アクセスを行なうコントローラが新規開発されないと、厳しいモノがありますからね。
参照:SANDISK SHIPS WORLD’S FIRST FLASH MEMORY CARDS WITH 64 GIGABIT X4 (4-BITS-PER-CELL) NAND FLASH TECHNOLOGY

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